さて、的中率とは皆さんはどういう捉え方をしてらっしゃいますか？
あると便利、当たるぜー！みたいにおもってらっしゃるでしょうか。

今回は、的中率がどういうもので、どういう作用を及ぼしているかについて
解説を交えて、考察していきたいと思います。
久々に長文ですが、よろしくお願いします。

それでは続きからどうぞ。

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▽的中率とは？
　的中率とは、武器に付随しているパラメーターであり、武器マスタリーや、スキル効果によって増減します。また、状態異常などによっても減少し、挑発状態などになれば大きく下げられます。
　的中率とは、敵の回避率に対して、影響している命中指数だと思えばわかりやすく、的中＋１なら回避＋１と相殺する効果画あると思っていいでしょう。これら的中率は、実際にはどの程度の効果があり、影響しているものなのか、まず、下記に簡単な実験データがあります。次の項目でそちらを参照しながら、的中率と回避率の関係を探ってみましょう。

▽的中率と難易度の関係
　難易度別の回避率増加を確認するため、ある実験を行ったデータがあります。以下はその内容です。

-ターゲット：グール
-使用キャラクター：格闘家
-実験内容：格闘家で、武器、的中にかかわる装備をはずし、各難易度にて1000回、通常攻撃1段目の当てる

☆結果
-難易度N：45/1000
-難易度E：51/1000
-難易度M：52/1000
-難易度K：126/1000

　上記結果を踏まえると、難易度の増加による敵の回避率はKで非常に高く、E,Mでは上昇はほとんど見られず、誤差程度ということがわかります。また、Kにおいてはその回避率の増加は、１つ前のMに比べ、7.4％もの増加が見られ、明らかに、倍以上の回避率を持つようになっています。この結果から考えると、Kの攻撃が異常に当たらなく、M以下はあまりスタックが増えた感じがしないというのは、実験結果から、実証されたことになります。
　また、的中率増加の恩恵を受けていない状態で回避率が+７、８％前後増大するということは、Kで感じるような頻繁なスタックを受けるということを意味しており、平時が５％程度であれば、あまり大きく感じないものも、１０％を超えるとスタックが頻発し、危険な状態だと認識できるともいえます。
　狩りでの状況から、的中率のあり方を考えると、的中率の増加効果は、Kをプレイするときのみ効果を大きく発揮し、M以下では大きな必要性は無いということがいえます（※１）。

▽的中率の適用範囲
　的中率と一言でいっても、実は効果によって適用される範囲が異なります。「この行動の時は的中率ボーナスが乗る」といった形で、装備やスキルの効果などの的中率は適用の範囲が異なるのです。そのため、一言で的中率が全て同じだと片付けるわけにはいきません。
　基本的に、適用されるものには以下のルールがあります。

ａ）物理武器攻撃、およびそれに類する攻撃にのみ適用されるもの
ｂ）無条件で全ての攻撃に適用されるもの
ｃ）特定のスキル系列にのみ作用されるもの

主に、この３つの分類に大別することができます。

aに分類される効果は、

・武器、装飾品、マスタリー、ストライキング等のスキルで得られる的中率ボーナス

となり、基本的に、キャラクターに付与できる全ての的中率効果の全ては武器依存の物理攻撃にのみ適用されます。ただし、一部のスキル攻撃などは固定ダメージであっても武器効果の影響が及ぶ攻撃手段もあり、それは例外として効果が適用されます（純白の刃、ウィンドミル、鞭撃ち等。鞭撃ちは魔法攻撃力、魔法防御で威力を算出しているが、カテゴリーは物理攻撃として扱われる）。

ｂに分類される効果は、

・暗闇による的中率減少、挑発による的中率減少、スペクトラルサーチアイによる効果

こちらは、強制的に的中率そのものが下がります。内部的処理は定かではありませんが、魔法攻撃や適用外の攻撃などにも影響があり、あらゆる攻撃の的中率が下がります。

　上記結果からまとめると、基本的に魔法攻撃、固定威力の物理攻撃には装備やスキルの的中率の効果は影響がなく、よって、ロッドなどで的中率-1％があったとしても、魔法攻撃の際には特に関係もなく平常値で的中判定が行われます。

ｃに分類されるものは

・ミラクルビジョンのような特定のスキル効果に絞ったもの

ミラクルビジョンのような、本来効果を与えない系統に対し、特別に的中率を得られるものもあります。

▽まとめ・総評
　的中率ボーナスの適用、難易度による効果の立場から考えると、マスタリーの無い職が必ずしも不利すぎるということは現状のところ無いようです。マスタリーがあることで、難易度Ｋでの安定性が向上することは事実ですが、魔法攻撃職にはそもそもその影響がほとんど無いため余り気にならないと見るべきです。
　また、今後くるであろうソウルブリンガーなどは魔法攻撃による打撃を行っているため、こちらがどうなるかが今後の焦点として重要そうです。
　的中率増加効果の影響から考えると、＋８％前後あれば、ＫでもＮのように戦えることになり、Ｋで常に戦うつもりが無いのであれば、それほど特に気にすることも無い値であるといえます。
　ただし、決闘の場合はその差が確実に命中と回避に差が出るため、大きな差になりえることでしょう。

　上記のことを踏まえれば、スキルのマスタリーが必要か、不要か、装備の的中率が必要か不要かといった参考材料になることは間違いありません。

　役に立てていただければと思います。

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※１：もちろん、敵によって回避率は違うため、意味が無いわけではない